日本人エアレースパイロットの室屋義秀選手の2連覇で幕を下ろしたエアレース千葉大会。初めて現地で生観戦した様子をご紹介したいと思います。 今回の観戦は、前戦サンディエゴで室屋選手の優勝が決まってから決めましたので、4月下旬頃から色々手配を始めました。幸い今年は開催される6月の最初の週末を開けることが出来たので、まずはホテルの手配を試みたところ、会場の直ぐ近くのアパホテルを確保することが出来ました。F1並に近場は予約が難しいのかと考えていましたが、以外にあっさりと予約を入れることが出来ました。そして肝心のチケットですが、折角行くなら豪勢に行こうと思い、公式サイトから「スカイラウンジ(Sky Lounge)」を購入しました。このチケットには、ハンガーツアー(浦安にある格納庫の見学)付きのさらに高価なバージョンもありましたが、私が購入しようとした時には既に売り切れていました。チケットは開催の1週間位前に送られてきました。F1のパドッククラブパスのような、プラスティックのしっかりしたものでしたが、パドッククラブパスより優れた点がひとつあり、それは首かけひもが着脱可能になっていることです。後で使い回すことが出来ますね。 スカイラウンジへの行き方ですが、会場正面の入場口より矢印に従って駐車場の脇を通ってゆきます。一般のチケットとは違うゲートになっているので、ショップエリアに表からは入れないようになっていました。尚、駐車場パスはチケット2枚で1枚発行されます。 スカイラウンジの入り口に到着すると受付がありますが、ここでリストバンドを着けてもらい、パスに穴を開けます。このやり方はF1のパドッククラブと全く同じです。大会のパンフレットやチラシをこちらで受け取ります。 ラウンジ内に入ると、エアレースのためだけに臨時に建設されたテントではありますが、貧相な感じは全く無く、シンプルながらも一定のクオリティを保っていました。もちろんエアコンが入ってますし、トイレも専用で綺麗でしたよ。 食事は完全なビュッフェスタイルで、好きな物を自分で取ってきて座って頂くというものです。特別なスポンサーのご招待以外は席も決まっていませんので、好きなところに座ることが出来ますが、混雑してくると席を見つけるのが難しくなるので早めに荷物などを置いてキープしておいた方が良いかもしれません。ちなみに食事は近隣にあるホテルニューオータニのケータリングが来ていましたので、お味はなかなか美味しかったですよ。 このようなパンで作ったちょっと凝ったデコレーションもありました(笑) 海側は洒落た感じのテラスになっています。日差しが強いのでパラソルの下を確保できると良いと思いますが、この場所も早く確保しないとすぐに埋まってしまいます。 テラスの一番前からの眺めはこんな感じです。海岸がかなり近いですね。 ラウンジ内にはエアレースのスポンサー関係の展示もありました。BREITLING、HAMILTONの時計が展示されていました。居合わせた方によりますと、BREITLINGは担当の方とお話しするとキャップが貰えるそうです。 こちらはエアレースのシミュレーションゲーム。F1のパドッククラブにもF1の奴がありますが、それのエアレース版です。 ラウンジ内には小さなステージが設営されていて、様々なゲストが呼ばれてインタビューがありました。エアレース関係者だけではなく、関取の石浦さんとか、柔道のオリンピックメダリストの方(名前失念)とか実に多彩でした。決勝レースでラウンドオブ8迄に進めなかったパイロットもこちらに来て喋っていました。 さてさて、スカイラウンジには無料のオプションツアーなるものがありまして、今回は「パイロンツアー」に参加してきました。他に「ハンガーツアー」もありましたが、予選レースの最中に移動しなきゃならない設定でしたので、そちらは泣く泣く断念しました。このようなオプションツアーがあることは、当日アナウンスがあり初めて知りました。パイロンと聞いて、はじめは海に浮いている物に行くのかと思いましたが、流石にそんなはずは無く、スカイラウンジの近くに展示してあるパイロン(実物と同じ物)に案内されて説明を受けるという設定でした。 このパイロンツアーは、各回10名限定で行われており、数回程度行われていました。参加する前に英語で書かれた書類にサインを数カ所するのですが、中身を正直よく読んでいませんでした。おそらくは、パイロンの中に入ることによって万一けがをしても全て自己責任、という誓約書だったのだと思います。そして巨大なパイロンの根元でエアゲーター(パイロン関係のスタッフ)から様々な説明を聞きますが、通訳がちゃんとつきますので英語が苦手でも大丈夫です。 そして大きなかけ声をかけながら、パイロンの底にある四角い扉から急いで中に入ります。この扉が高さがあるのと大きさが小さめですので上がるのが結構大変で、身体をひねって痛めそうになりました。パイロンの中は中心に空気を送る大きなファンがあり、けたたましい音をたてていました。パイロン内は空気圧が高めのようでしたが、通常運転ではあまりそれを感じることはありません。ですがパイロンの空気が抜けかかると、ファンの回転数が急に上がって多くの空気を中に送りますので、その時だけエレベーターや新幹線がトンネルに入る時のような耳がおかしくなる感覚を覚えます。 ガンダム大地に立つ、ではありませんが、我パイロンに立つ、の記念すべき一枚(笑)。 レースの結果はご覧の通り。室屋選手が前戦に続いての2連勝、千葉大会は昨年に続いての2連覇となりました。ラウンジ内も大盛り上がりでした。
by es-images
| 2017-07-09 11:41
| Sports
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